みんな案外疎かにしがちかも!?女性アスリートの医科学的サポートの最新知識と水泳競技メディカルサポート研究会報告!


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石川県金沢市で、ランニングなどスポーツのケガにも強くエクササイズやトレーニングもできる鍼灸マッサージ・美容の治療院のいんちょ~の薮本です。

つい先日にJSTC【(財)日本水泳連盟医科学委員会医事部連携組織日本水泳トレーナー会議】秋季研修会 水泳競技メディカルサポート研究会に行って来ました!

今年から既存の日本水泳ドクター会議、日本水泳トレーナー会議が合同になり、水泳競技メディカルサポート研究会となりました。
トレーナーとドクターが一同に会して世界水泳、世界ジュニア、アジア選手権、東アジア選手権、世界短水路選手権などのドクター・トレーナー帯同報告やそれらの大会に向けてのメディカルチェックや合宿、練習へのドクター、トレーナーとしての関わり方だったり、症例報告、リアルタイムでの対応、セミナー…とディスカッションも含め内容が濃く盛り沢山となってます。

因みに昨年のJSTC(Japan Swimming Trainer Committee)秋季研修会の様子は「大いに刺激を受けました!結果を出し続けるという事…!」の記事をご覧ください!

JISS1 JISS2
場所は日本のスポーツの中枢部でもある国立スポーツ科学センター!!

昨年から今年の活動を受けて「選手の自立を促していこう!」ということが挙げられてました!これは選手自身が自分自身を把握する為にも非常に大事な事ですし、結果的にケガの予防やパフォーマンス向上の為に無駄な部分を削ぎ落としていくことにも繋がっていきます。
今現段階でも、水泳選手の自立度は他の競技よりも上ではあるのですけれどもね。更に上を目指していこう!という感じがホント素晴らしいと思いました。

今回のメディカルサポート研究会の中でも特に私的に興味深いと思いました女性アスリートに対する医学的サポート最前線 土肥先生(JISS)について…。
水泳に限らず陸上競技やサッカーなどにも触れて頂きました。

その中で、、、

柔軟性…
簡単に男性<女性という単純なものではなくて、思春期(中学後半~高校)までは男性>女性

ケガの傾向…
男性では股関節、大腿部でmuscle tendonの疾患が多く、女性は頚部、頭部、膝でjoint ligmentの疾患が多い…その他の部位に対してはそこまで大差なし。
ケガの数では男性が多いが重症度は女性の方が割合的に多い傾向である。

月経…
練習時間が長くなると中枢性視床下部性機能低下が起こりやすくなり無月経が起こりやすくなる。
12歳以降、体脂肪から分泌されるレプチンの分泌量が視床下部を刺激して月経を起こす。
以上の事から、レプチンの分泌量が月経を左右するのでは!?ということ。

無月経が続くと…
・重症化と難治性
無月経が長期化して1年以上経過してくると、第2度無月経へ重症度が上がり難治性のものとなる。第2度無月経はエストロゲンとプロゲステロンの分泌に異常が出てしまう状態で、およそ80%は自然排卵が困難となってしまいます。その後の妊孕性や骨粗鬆症の発生にも重大な影響
無月経が続くという事は、その後のトレーニング量も考慮に入れていかなければならない。
・疲労骨折
男性女性限らず人間は組成的に10代の時に最大骨量を獲得しておく必要があります。10代の時に月経が来なくて骨量が少なくなると、以後に疲労骨折が起こる割合が増える傾向にあるということ。よって10代に疲労骨折が起こるという事は問題であるのでは。

スポーツの外傷・傷害頻度は月経周期の黄体期に起こる率が高い。また黄体から分泌されるプロゲステロンによって精神状態も不安定となりやすくPMS(月経前症候群)にもなりやすくなります。

よく知られているFAT…

FAT(Female Athlete Triad)…女性アスリートに重大な影響を及ぼす三兆候

FAT体重のコントロールによる摂食障害→もしかすると摂食障害は関係ないかも!?
②過度のトレーニングによる体脂肪低下から引き起こされる運動性無月経→視床下部性無月経
③月経異常によるホルモンバランスの崩れから起こる骨粗鬆症

結局の所、過度なトレーニング等で利用できるエネルギー不足に陥ると、カラダに危機感が本能的に生じ、視床下部を刺激して無月経を引き起こすということ。
また、エネルギー不足は骨形成を低下させます。それに無月経による骨密度の低下の影響が加わり疲労骨折が起きやすい状態になってしまいます。
視床下部性無月経になると筋骨格系にも異常が起こり故障がしやすくなってしまいます。

この様な事を加味して無月経を避ける必要があります。
また、今後トレーニングや試合などでパフォーマンスに対しての影響を考慮してPMSや月経をコントロールする必要があるということ。その為にはどのタイミングで月経が来るという把握するという事が大事になってきます。
コントロール方法は色々あります。

欧米では2008年の統計から低用量ピルを使ってコントロールすることが主流(83%)となってきています。

ピル使用とパフォーマンスの関係は、ピル使用時VO2Peakが7~8%下がるという結果があります。筋力、跳躍力の変化はありません。こういう事も考慮に入れながらコントロールが必要になってきます。

貧血…
ちょっと意外かもですが、貧血の割合は女性<男性なのです。今までは「女性の方が貧血になりやすい」と思われがちですが、統計上では結構はっきりと出ていて意外でした。
貧血は管理していてもジュニア期の選手は貧血になりやすいという傾向にあります。ですので、細心の注意が必要です。(伸長が伸びている時期は貧血になりやすい)

貧血で血中Hb(ヘモグロビン)が低いとALP(アルカリフォスファターゼ)の値が高くなります。ALP値が高値を示すという事は、肝機能障害に繋がったり、骨代謝に悪影響を及ぼしたりします。また、悪性腫瘍が出来てくる等にも影響がありますね。
ALTは、本来であれば年齢とともに値が高値になるものです。

また、貧血(傾向)とスポーツ外傷には相関があります。この一因として血中フェリチン濃度の低下が集中力の低下を及ぼす事が挙げられてます。

女性アスリートの精神的な特徴…

これはまだまだ統計上のことですが、女性の場合どうしても成長していく段階で女性的心理面がカラダに現れて身体的な障害に繋がるという事が言えます。
「成熟拒否」という段階をどう乗り切るか?が女性アスリートの場合重要になってきます。
この時に、男性的心理サポート、女性的心理サポートのバランスが非常に大事になってくるということ。。これは取り分け選手だけという事ではなくて、ドクターやトレーナー、監督、コーチ、関係者にも必要となって来ると考えられます。

以上ホンの一部ですが、ご参考になれば幸いです。

今回は今までの思い込みもあってあやふやな感じだったのが、色々としっかりとした知識を頂く事が出来て正直助かりました!最新の情報もありで今後に大いに活用できそうです!
この分野は本来であれば普段の治療院での仕事はもとよりトレーナー現場で活動するにあたり非常に重要な事です。周りを見ても意外と疎かになってしまっているのが現状にあるのではないでしょうか。

このように女性アスリートの問題をしっかりと把握する事によって、今まで以上の医科学的なサポートが出来ると思います!しっかりと頑張りますぞ!

やっぱりしっかりと根拠ある信頼できるサポート受けたいってもんですよね!!w

JSTC1その症状の一瞬一瞬を見逃さずに!より効果的な治療、コンディショニングをしていきたいと思います!カラダの痛み、不調などございましたらお気軽にご来院・ご相談下さいね!
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